粘土の準備
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1. 配合粘土について
日本の粘土瓦窯元の多くは、粘土販売業者から配合済みの配合粘土を購入し、それらを用いて製品を製造するが、弊社では配合前の原土を別個に購入し、それらを自社で配合している。これらを行う理由は、なるべく復原する見本瓦と同様の表面の質感を再現するためです。
弊社では「大牟田地区の赤土」「広川地区の青土」「広川地区の黄土」の3つの粘土および砂を混錬して得られる自社配合の粘土を使用して製品を製造しています。 -
2. 配合粘土の混錬
① 3つの原土を適度に乾燥させる
② 等比率で混ぜ合わせる
③ 10%砂を加える
④ ローラークラッシャーで細かく砕く
⑤ 加水混練機に通し、水を加え、混ぜながら練るここまでの工程で得られた粘土を再度加水混練機に通し、混錬の均一性を高めます。これでようやく全国的にも珍しい自社配合の粘土が得られます。
配合済みの粘土を真空土練機に投入し、粘土中の空気を引き抜きながら練られた粘土で、製作する瓦の形をした荒地を作ります。 -
3. 荒地出し
配合済みの粘土を真空土練機に投入し、粘土中の空気を引き抜きながら練られた粘土で、製作する瓦の形をした荒地を作ります。